今後、私たちの社会生活全般で感染症対策は 不可欠になると考えられます。
この学習会では、新しい感染症について学習し、 グローバル化・多様化の時代に必要な「共通善」 から政策を考えるということを念頭に、 市民として何ができるのか、
今後の実践のヒントを得る機会としてきました。
今回は、 枚方市保健所長の白井千香氏をお招きし、 保健所の歴史と現状について
お話しいただきました。
保健所を設置できるのは、 都道府県・東京23区(特別区)・政令で定める市で、
所長は医師を原則とし、人口動態統計、栄養改善、 医療監視、地域保健および
地域医療体制の 向上・改善、精神保健、難病対策、感染症や食中毒の予防、
環境衛生、動物衛生・愛護事業などを行いますが、 法的に定められている
多くの業務があります。
しかし、地域によって、そもそもの機能や人員体制は異なり、
感染症の発生状況も異なり、その対応にはどうしても違いが生じます。
新型コロナ対策の要として奮闘し、 注目されることになった保健所について、
白井先生のお話から現状や課題を知り、 コミュニティの中で私たちにできることは
あるのか、 できるとしたら何ができるのか、
参加者の皆様とともに考えていきたいと思います。
(1)テーマ:コロナ禍に注目された保健所の現状や課題
(2)講師:白井 千香(しらい ちか)氏
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