アジアにおけるダボス会議ともいわれるボアオ・アジアフォーラムに参加し、AIの可能性とリスクについてスピーチしてきました。
鳩山友紀夫
3月27日から二日間、中国海南島で開催されたボアオアジアフォーラムに招待されて参加してきました。私は「AIの時代にいかに文化を守り革新するか」というテーマの分科会でスピーチをしてきました。
私が申したことはまず、中国はAIに関して先進的な技術力と社会的応用力を持っているので、日本は同じ漢字文化圏でもあり日中協力を進めるべきであることです。ただ、AIに委ねておけば文化の発展に万々歳とは限らないと述べました。
なぜなら、AIによる情報がすべて真実とは限らないからです。世の中には、偽情報を意図的に拡散する人や集団も存在します。したがって、広範な国々の参加でAIの開発や利用に関する倫理コードの作成や技術基準を作るべきではないかと話しました。
20名もの円卓会議で一人ひとりがスピーチをしたので、夜の8時過ぎから始まった分科会は9時半の終了予定を大幅に超え、11時を回っていましたが、私の発言は注目されたようでした。翌朝に開会式があり、潘基文ボアオフォーラム理事長が地球温暖化の問題を強調されていたことが印象的でした。
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