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新型コロナ緊急学習会第5弾 ~新型コロナ蔓延により顕在化した医療問題とその対策~


「新型コロナ蔓延により顕在化した医療問題とその対策 第1回/全5回」


(*)動画中で使用しました資料は、以下のリンクからダウンロードできます。


新型コロナ緊急学習会第5弾(資料)
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新型コロナ感染症の蔓延は、医療問題を顕在化し、新たな課題も提示しました。この学習会ではこれまで、正しい知識を学び医療の現状を知ることや民意の大切さ、得た情報を統合し発信することの必要性などを学んできましたが、今回は、医療の窮状、マンパワーや医療制度の問題に焦点をあててみたいと思います。長年にわたり医療崩壊阻止に取り組んでこられた本田宏氏を講師としてお招きしました。

(1)テーマ:日本の医療問題に気付くきっかけと恩師高岡善人先生

(2)講 師:本田宏氏 NPO法人医療制度研究会副理事長、医師

(3)日 時:3月28日(月)17:00~19:00

    <タイムテーブル>17:0018:00 本田氏講演

              18:0018:40 鳩山氏、首藤氏を交え鼎談

              18:4018:55 質疑応答

              18:5519:00 まとめ

我が国の保健医療は1961年にスタートした国民皆保険のもとで、社会保険方式により展開されてきました。フリーアクセス・自由開業医制・出来高払いを特徴とし、平均寿命の伸長・乳児死亡率の低下がもたらされました。病院・診療所・助産所の開設・管理・整備の方法などは、医療を提供する体制の確保と国民の健康の保持を目的とする医療法で定められており、政府は日常生活圏で通常必要とされる医療の確保のため医療計画を作成しています。これは地域医療の効率化・体系化を図るもので、二次医療機関を単位として医療法第30条で定められています。二次医療圏は主に一般病床の整備を図る地域単位、一次医療圏はかかりつけ医機能を持った医師の存在する範囲です。 このように整備され、一定の成果を上げてきた我が国の保健医療サービスですが、この度の新型コロナ感染症蔓延に際して、国民皆保険制度下にありながら、フリーアクセスもかかりつけ医制度も関係者の最大限の努力にもかかわらずうまく機能せず、私たちは医療崩壊の現実を目の当たりにしました。そこで、今回は、予てから、医師として地域医療の現場から医療崩壊阻止を訴え活動を継続されている本田宏氏にお話を伺うことといたしました。全5回の勉強会を開催します。日本の医療の現実、医療崩壊、医療再生についてなど、より良い日本の医療について共に考えて参りましょう。


■今後の予定(新型コロナ緊急学習会)  (4月~6月開催予定)

   ・第2回 日本の医療の現実(医師不足・医療事故・過労死など)

   ・第3回 日本医療崩壊のルーツを探る

    (勝者が書いた明治史、医療費亡国論、社会保障削減と低医療費・予算配分問題)

   ・第4回 医療再生のために必要な医事法、患者の権利法

    (医療や社会保障再生を阻む明治以降今に続く日本の教育問題)

   ・第5回 補足とまとめ~鼎談


※各回の質疑等に対応した内容に変更する場合もあります。


【本田宏氏プロフィール】

1954年福島県生まれ。1979年弘前大学卒業後、東京女子医科大学第3外科を経て、1989年から済生会栗橋病院に外科部長として勤務、2001年より副院長、2011年より院長補佐。2015年外科医を引退。NPO法人医療制度研究会副理事長。弘前大学医学部講師。日本医学会連合労働環境検討委員会委員などを歴任。


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